立ち会い分娩・面会再開のお知らせ 詳細

無痛分娩

痛みへの不安に寄り添い、納得できるお産の選択を

出産の痛みに不安を感じることは、決して特別なことではありません。

島田産婦人科では、無痛分娩を希望される方に、方法やメリットだけでなく、痛みの残り方、起こりうる副作用・合併症、当日の流れについても事前にご説明します。妊娠経過とお母さん・赤ちゃんの状態を確認しながら、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。

無痛分娩について迷っている段階でも構いません。妊婦健診の際にご相談ください。

島田産婦人科の無痛分娩について

特徴124時間
無痛分娩対応

特徴2痛みゼロを
目指す

特徴3痛みが辛くなった
時点で麻酔開始

対応方法計画無痛分娩/自然陣痛後の無痛分娩/両方
対応時間曜日・時間・夜間休日の可否
主な麻酔方法当院分娩予定者、初産・経産、年齢、BMI・体重増加、既往歴等
対象当院分娩予定者、初産・経産、年齢、BMI・体重増加、既往歴等
申込時期妊娠何週まで・説明外来の有無
追加費用金額、含まれる処置、途中中止時の扱い

無痛分娩とは

無痛分娩は、麻酔薬を使って陣痛や出産に伴う痛みを和らげる方法です。一般的には、腰の近くから硬膜外腔という場所に細い管を入れ、そこから麻酔薬を投与する硬膜外鎮痛が用いられます。

麻酔中も通常は意識があり、お腹の張りや赤ちゃんが下がってくる感覚、押される感覚が残ることがあります。効果には個人差があり、すべての痛みが完全になくなることを保証するものではありません。

島田産婦人科が大切にすること

事前に知り、納得して選べること

無痛分娩には、痛みを軽減できるという利点がある一方で、麻酔に伴う副作用や、分娩の進み方への影響が生じる場合があります。当院では、良い面だけでなく、注意点や別の方法も含めてお伝えし、ご本人の希望を確認します。

お母さんと赤ちゃんの状態を見ながら進めること

麻酔を始める時期や薬の量は、痛みの感じ方だけでなく、分娩の進み方、お母さんの血圧や体調、赤ちゃんの状態などを確認しながら判断します。

希望どおりにできない場合も先にお伝えすること

急な分娩進行、検査結果、発熱や出血、当日の人員・緊急対応状況、お母さんや赤ちゃんの状態によっては、無痛分娩を始められない、または途中で方法を変更・中止する場合があります。

無痛分娩を受けるまで・当日の流れ

STEP
妊婦健診で相談

無痛分娩を検討していることをお伝えください。希望が固まっていない方もご相談いただけます。

STEP
事前説明と適応確認

既往歴、アレルギー、内服薬、過去の麻酔歴、背中の手術歴などを確認します。必要な検査を行い、方法・効果・副作用・合併症について説明したうえで同意を確認します。

STEP
入院

計画入院の日時、自然陣痛・破水時の連絡方法、飲食制限、来院基準など

STEP
麻酔の準備

血圧などを確認し、点滴や必要なモニターを装着します。姿勢をとっていただき、腰の近くから細い管を入れます。

STEP
麻酔開始と調整

少量から麻酔薬を投与し、効き方と体調を確認します。分娩中も痛みの程度や左右差などを伺い、必要に応じて調整します。

麻酔開始の基準、自己調節鎮痛PCEAの有無、歩行・排尿・飲食ルール

STEP
出産後

出産後は麻酔薬の投与を終了し、足の感覚や血圧、排尿の状態などを確認します。安全に歩けることをスタッフが確認するまでは、一人で立ち上がらないでください。

計画無痛分娩について

計画無痛分娩は、あらかじめ入院日を決め、診察でお母さんと赤ちゃんの状態を確認しながら、必要に応じて分娩を促す処置を行う方法です。

予定日に必ず出産になるとは限りません。子宮口の状態や陣痛の進み方によっては、出産までに時間がかかる、日程を変更する、いったん処置を休止するなどの対応が必要になる場合があります。また、予定日より前に陣痛や破水が起こることもあります

痛みはどのくらい軽くなりますか

無痛分娩では、陣痛の痛みを大きく和らげることを目指します。一方で、麻酔の効き方には個人差があります。お腹の張り、赤ちゃんが下がる圧迫感、いきみたい感覚、腰や肛門周辺の痛みが残ることがあります。

痛みが強い、片側だけ痛む、急に感覚が変わったなど、気になることがあれば遠慮なくスタッフへお知らせください。麻酔の追加や姿勢の調整、管の位置の確認などを行います。

無痛分娩を行えない場合があります

次のような場合は、安全のため硬膜外鎮痛を行えない、または開始を見合わせることがあります。

  • 血液が固まりにくい、またはその可能性がある
  • 抗凝固薬など、血液の固まり方に影響する薬を使用している
  • 穿刺する場所に感染がある
  • 大量出血や著しい脱水がある
  • 一部の心臓・神経・背骨の病気や手術歴がある
  • 分娩が急速に進み、麻酔の準備が間に合わない
  • お母さんまたは赤ちゃんの状態から、別の対応を優先する必要がある

実施の可否は個別に判断します。該当する病気や治療歴があっても、ご自身だけで判断せず早めにご相談ください。

起こりうる副作用・合併症

比較的起こりやすい変化

  • 足の感覚が鈍くなる、足に力が入りにくくなる
  • 血圧が下がる
  • 尿意を感じにくい、尿が出しにくい
  • かゆみ、吐き気、発熱などが起こる
  • 麻酔の効き方に左右差がある、十分な効果が得られない
  • 陣痛が弱くなり、陣痛促進薬が必要になる場合がある
  • 分娩の経過により、吸引分娩や鉗子分娩が必要になる場合がある

頻度は低いものの注意が必要な合併症

  • 硬膜に針が触れたことなどに伴う強い頭痛
  • 麻酔が予定より広がることによる血圧低下や呼吸への影響
  • 麻酔薬が血管内に入ることによる局所麻酔薬中毒
  • 重いアレルギー反応
  • 硬膜外血腫、感染、神経障害

これらを完全になくすことはできません。そのため、起こりにくくする準備と、変化を早く見つけて必要な対応につなげる体制が重要です。

安全のための観察と対応

麻酔の前後は、お母さんの血圧・脈拍・呼吸・酸素の状態や、赤ちゃんの心拍などを確認します。スタッフから症状を伺いますが、口のまわりの違和感、耳鳴り、急に広がるしびれ、息苦しさ、強い眠気、いつもと違う感覚などがあれば、すぐにお知らせください。

当院では、合併症を起こりにくくするための手順を整え、お母さんと赤ちゃんの変化を継続して確認しています。異常が疑われる場合には、麻酔薬の投与中止、呼吸・循環の管理、必要な薬剤投与や高次医療機関との連携など、状態に応じた対応を行います。

費用

無痛分娩の追加費用は [要確認: 金額] 円です。

麻酔準備後に実施できなかった場合、途中で帝王切開になった場合、時間外、入院延長、誘発処置等の費用の扱い

無痛分娩に関する診療体制と分娩実績

厚生労働省の提言を踏まえ、このページまたは別の情報公開ページに次を掲載する。

無痛分娩の担当体制

産婦人科と麻酔科の合計非常勤医師数12名
産婦人科医師数12名
うち麻酔科標榜医資格を有する産婦人科医指数1名

分娩取扱実績

全分娩
取扱数
非無痛経膣
分娩件数
無痛
分娩件数
帝王切開
分娩件数
死産
2021年423294231024
2022年467332281052
2023年39528516922

無痛分娩に関する方針

妊産婦さんの本人希望による無痛分娩受け入れ

あり

無痛分娩導入対象

自然陣発からの無痛分娩、計画無痛分娩も対応

麻酔方法

硬膜外麻酔

  • 無痛分娩の際に、背中に入れたチューブから麻酔薬を入れ、陣痛の痛みを軽減する麻酔の方法
基本的に24時間無痛分娩対応

陣痛発来後もしくは破水後にご来院いただいて硬膜外麻酔用チューブを挿入いたします。

痛みが辛くなった時点から麻酔を開始

痛みが辛くなった時点から麻酔を開始し、痛みを全部取り除くことを目指した管理を行う方針です。

CSEA実施の有無

あり

よくある質問

痛みは完全になくなりますか?

強い陣痛の痛みを和らげることを目指しますが、効果には個人差があります。お腹の張りや圧迫感、いきむ感覚、腰や肛門周辺の痛みが残る場合があります。

いつまでに希望を伝えればよいですか?

事前の説明や検査が必要になるため、早めに妊婦健診でご相談ください。

夜間・休日でも対応していますか?

対応可否

陣痛が始まってから無痛分娩に変更できますか?

自然陣痛後の対応可否、対応時間、人員、分娩進行による制限

初産でも計画無痛分娩を選べますか?

初産・経産ごとの方針。医学的理由がない初産には薦めない、という他院方針を流用しない

赤ちゃんへの影響はありますか?

硬膜外鎮痛では、背中の神経の近くに少量の薬を投与します。お母さんの血圧低下などを通じて赤ちゃんに影響する可能性があるため、分娩中はお母さんと赤ちゃんの状態を確認します。詳しくは事前説明でお伝えします。

帝王切開になる可能性は高くなりますか?

無痛分娩の有無だけで帝王切開が決まるわけではありません。お母さんと赤ちゃんの状態や分娩の進み方によって、吸引・鉗子分娩や帝王切開が必要になることがあります。

当日に無痛分娩ができないことはありますか?

あります。検査結果、分娩の進行、お母さんや赤ちゃんの状態、当日の診療体制などにより、安全を優先して実施しない、または方法を変更する場合があります。